日本のサッカー界の現状

1993年にJリーグが開幕し、2018年の現在25年が経過しています。現在サッカーは日本で最も人気のスポーツの1つであり、子供から大人まで多くの人がプレーしています。

そこで今回は日本のサッカー界の現状について紹介していきます。

Jリーグの規模

2018年現在、Jリーグのクラブ数は53。プレー人数は1500人を超えており、多くの選手がプロとしてJリーグでプレーをしています。また、年間の試合数は1000を超えており、1試合は平均で1万5000人以上の観客を動員するなど、日本でのサッカーの人気の高さが表れています。

しかし、2008年のピークから平均観客動員数は徐々に減少傾向にあり、Jリーグの規模が小さくなっているという指摘もあります。

その理由としては、スター選手の海外への進出、若手スター選手が現れない、などが挙げられています。

日本のサッカー選手の世界への進出

先に述べたように、最近ではJリーグを飛び出し海外のクラブチームでプレーしている日本人選手が増えてきています。例えば、本田圭佑選手、香川真司選手、長友佑都選手はそれぞれメキシコのCFパチューカ、ブンデスリーガ・ボルシア・ドルトムント、スュペル・リグ・ガラタサライで現在プレーしています。

また、先日のFIFAワールドカップでの活躍から、海外クラブチームからの日本人選手への注目度がさらに高まっています。

なぜ日本は世界で勝てないのか?

日本国内では盛り上がりを見せているJリーグですが、日本の海外での活躍はそこまで著しいものではありません。日本の最新FIFAランキングは61位であり、決して高いといえる順位ではありません。

日本が世界で勝てない理由として複数が挙げられていますが、その1つが身体能力の差です。日本人選手は海外選手に比べて小柄であり、いくら身体を鍛えたとしてももともと身体能力の差から体力や技術面でかなわないという指摘があります。

次に、日本のサッカー選手は個の力が弱く、世界で注目されるレベルのスター選手がいないといわれています。確かに海外クラブチームでプレーしていても、著しく活躍が目立つ選手は今のところいません。日本のサッカーはチーム力を強みとしていますが、やはり世界で戦うには、メッシやクリスティアーノ・ロナウドのような天才的プレーヤーが求められるのです。

サッカーは日本で人気を集めていますが、若手スター選手が生まれない、海外で勝つことができない、などの課題を抱えています。しかし、先日のFIFAワールドカップで決勝トーナメント進出を果たして世界のその実力を見せつけた今、日本のサッカー界がますます盛り上がっていくのを期待したいところです。