サッカー日本代表流行語大賞1998
NIPPON SUPPORTERS' WORD OF THE YEAR 1998
1999.03.15

1998年の日本サッカー界を『言葉』で振り返る、
サッカー日本代表流行語大賞1998!

1999年2月に読者投票を実施。以下の通り各賞が決定しました。
投票に御協力頂いたサポーターのみなさん、ありがとうございました。


大賞
代表としての誇り、魂みたいなものは向こうに置いてきた。
(三浦知良)

カズこと三浦知良の代表落ち帰国記者会見でのコメント。フランスワールドカップ直前のスイス合宿で北澤・市川、そしてカズが代表メンバーから落選。あと一歩のところでフランスW杯出場の夢が断たれた。特に、日本サッカーを支えてきた「キングカズ」に対する岡田監督の決断には賛否両論が沸き起こった。日本全国やや感情的なムードの中で帰国したカズの、無念さをにじませながらも代表に対する強い「愛」を感じさせるこの発言で多くのカズファンが涙しました。カズファンのみならず多くのサッカーファンに感動を与えたこの言葉が投票を集め1998年サッカー日本代表流行語大賞に決定しました。

第2位
超法規的措置
(川淵三郎)

横浜マリノスと横浜フリューゲルス合併承認の説明会見でJリーグチェアマン・川淵三郎氏が繰り返し使用した言葉。佐藤工業の撤退により横浜フリューゲルスの経営を断念した全日空が横浜マリノスとの吸収合併を画策し、Jリーグ理事会で「横浜Fマリノス」が承認されたが、全日空の決断にはフリューゲルスサポーターや多くのサッカーファンの反感を買う結果となった。超法規的措置が繰り返し起こらないことを願い票を集めたこの言葉が2位入賞。

第3位
アレ!アレ!ジャポン!
(ウルトラスニッポン)

植田朝日氏率いるウルトラスニッポンがフランスワールドカップ用に使用した応援歌。現地フランス人も日本の応援に巻き込むため、フランスの曲「シェリーにくちづけ」の替え歌を制作。「アレ!アレ!ジャポン!」はフランス人も一緒に歌ってスタジアムを盛り上げ、日本の応援に大きく貢献しました。暗い話題が多い中で数少ない明るい言葉。見事3位入賞!

第4位
1勝1敗1分け
(岡田武史)

フランスワールドカップ出場前に岡田監督が掲げた日本代表の目標。少し控えめな目標ではあったが、アルゼンチンには「もう負けを覚悟しているのか」と自信をつけさせ、クロアチアには「引き分け狙い?上等じゃん」と発奮させ、ジャマイカには「俺達には勝つつもりでいるのか!冗談じゃない」と闘志を燃やされる結果となった(某サポーター談)。岡田武史氏は「スイートルーム」発言に続き2年連続入賞!

第5位
ウェーブ
(フィリップ・トルシエ)

日本代表監督に就任したフィリップ・トルシエ氏が指導・強調した攻撃時の戦略名。スペースを作るために曲線的に動くことから「ウェーブ」と呼ばれる。

特別賞
どんなに強く手をたたいても今日は痛さを感じません、フランス。
(NHK・山本浩アナウンサー)

サッカーファンに絶大な人気を誇る山本アナウンサーによるフランスワールドカップ中継時の実況。1997年アジア最終予選では数々の名言を残しながらもその他の強豪作品に敗れ受賞はなりませんでしたが、今回は見事入賞!1999年も数々の名言に期待大です。

特別賞
横浜フリューゲルス

1994年第73回天皇杯優勝・1995年アジアカップウイナーズカップ優勝・1995年アジアスーパーカップ優勝・1997年Jリーグファーストステージ準優勝・1998年第77回天皇杯準優勝・1999年第78回天皇杯優勝、そして消滅。

特別賞
誰でもいい、助けてくれ!
(ゲルト・エンゲルス)

横浜フリューゲルス消滅発表後、スタジアムでマイクの前に立ったエンゲルス監督は観客に向かって日本語でアピール。

特別賞
青い翼運動
(横浜フリューゲルスサポーター)

「横浜フリューゲルス消滅」に反対するサポーターがその意志表現として「スタジアムで青いリボンを身に付けよう」と始まった運動。この運動はインターネット等を通じて広くサポーター間に広まり、フリューゲルス選手も青いリボンを付けてプレーしました。フリエサポーターの願いはサポーター自ら設立した「横浜FC」に姿を変え、フリューゲルス再建運動の熱い戦いはまだ続いています。

特別賞
I need ticket!
(サポーター)

チケット不足問題によりチケットが無いまま渡仏したサポーター達が最後の望みを掛けて掲げた看板。運良くゲットできたひと、それでもゲットできなかったひと。スタジアム周辺では悲喜こもごものドラマが展開されました。

最優秀横断幕賞
1部死守
(ジェフユナイテッド市原サポーター)

1998年Jリーグ第1節浦和レッズ対ジェフ市原(駒場)でジェフサポーターが掲げた横断幕。Jリーグ2部制移行に伴い低迷する各クラブのサポーターは「2部落ち」の危機感とともに必死で応援しました。

話題賞
ナカ〜タ
(イタリア人)

イタリア語で「中田英寿」という意味。イタリアセリエAのACペルージャに移籍した中田はチームの司令塔&得点王として大活躍。その華麗なプレーはイタリア人をも魅了しました。日本の「中田」から世界の「ナカ〜タ」へ!今後の更なる活躍が楽しみです。

話題賞
サッカーをなめてるんじゃないか。
(ラモス瑠偉)

ワールドカップにおける日本代表の戦いぶりに激怒したラモス。NHK中継番組に出演したラモスの言葉はお茶の間を凍りつかせた。

再現VTR
クロアチア戦終了後:(顔がものすごく怖い)
「何人か選手がJリーグの試合と同じ気持ちでやってるから悔しくてしょうがない」
「中学生みたいなミスばっかり」
「気持ち全然なし。ただダラダラやってる選手が結構見えてた」
「バックス陣は最後まで必死で、顔見ても必死でやってるなと思ったけど、他の選手何人かはそれ伝わってこないから、オレそれ全日本だと思ってないですからね。ホントにサッカー界の恥じゃないかなと思います」
「中田のミスがいけなかった。井原が一生懸命に体張ったのに。中田のミスだと思うんですけどね。そこから始まったんじゃないかと思う。しちゃいけないですよ。あそこから始まったんですよ」
「中盤の選手に責任あると思いますね。そんなにチャンスつくってない」
「城もね、けっこういい選手だけど、今回ね、あんまりね、自分でも彼にミスしているところで笑っている姿見たくないし・・・」
「城はじゃあ、全日本で、もうボクは見たくないし。タレントっぽいやってる場合じゃないんだよ」
ジャマイカ戦終了後:(怒りを通り越して呆れている様子)
「まっ、こんなもんです」
「こういう結果になるのは、最初から予想していた」
「けっこう何人かサッカーをなめてるんじゃないかという気がしましたけどね」

努力賞
ラウール、ラウール、ラウール、マドリーーーーー!
(日本テレビ・船越雅史アナウンサー)

トヨタカップ、ラウール(レアルマドリード)のゴール実況シーン。興奮したアナウンサーが絶叫!しかし、「うるさい」「無理がある」「聞いてるこっちが恥ずかしかった」など不評続出。お茶の間を一気にしらけさせ、努力も空しくひとり浮いてしまう結果となってしまった。

再現VTR
「ラウール、ラウール、ラウーール、ラウー ラウー (ボールがネットに突き刺さる)ラウーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール(ここから巻き舌)ゥラウール、ゥラウール、ゥラウーーーールゥ、ラウル、ゥラウル、ぅラウル、ぅラウルーーーーーーーーー、ラウル・マドリぃーーーーー(ド)」

ちなみに副音声のスペイン人実況では「ラウール」を58回連呼したそうです。

レッドカード賞
お詫び金
(旅行会社)

フランスワールドカップ開幕直前、チケット不足問題が勃発。多くの旅行会社が観戦ツアーを急きょ中止しツアー予約客に料金全額返金に加えお詫びの印として与えた数万円のお金のこと。「お詫び」では済まされないこの事態に成田空港カウンターでは緊迫したムードが漂い、旅行会社の対応に納得できないサポーターはお詫び金を受理せず訴訟問題まで発展したケースも。

次点
城を柱に
(岡田武史)

世界の壁は厚かった。
(岡田武史)

「もう、応援しないよ」って言う人もいるかもしれないけど、ま、また頑張りますので応援して下さい。
(城彰二)

いろいろ言われたって、言った奴らは(ワールドカップに)出てないんだから、誇りとプライドを持っていたい。
(名波浩)

2歳の娘にどう説明すればいいのか…
(横浜F・前田浩二)

勝て勝て勝て勝てホームやぞ!
(ガンバ大阪サポーター横断幕)

来年も西野続投ならおれたちは応援しない!
(柏レイソルサポーター横断幕)

中田が抜けてオー・マイナス
(ベルマーレ平塚サポーター横断幕)

悪霊退散
(ベルマーレ平塚サポーター横断幕)

ガウチ会長

エンジェルパス
(J-NET・小野のパスの愛称)



その他、多数の投票がありました。1998年は日本のワールドカップ初出場という記念すべき年ではありましたが、一方、暗い話題が多い年でもありました。1999年日本サッカー界は明るい「言葉」で溢れることを期待しています。ご投票頂いた皆様、本当にありがとうございました。第3回サッカー日本代表流行語大賞(1999年12月実施予定)でまたお会いしましょう!

1999年3月15日 サッカー日本代表流行語大賞実行委員会







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